清水の仏壇の素材と特徴について

清水を含め、静岡エリア一帯は伝統的な唐木仏壇の生産地として知られています。伝統的なタイプには大まかに分けて2種類ありますが、そのうちの一つが高級木材の黒檀や紫檀などで作られている唐木タイプ、もう一つが金箔などで豪華に作られている漆塗りのタイプです。唐木タイプはスタンダードな上置型やダルマ型など多様なデザインに向いていますので、コンパクトな製品が好まれるようになった現代においても根強い人気を誇っています。マンションや洋風建築の家が増えたことで、洋風のリビングにも馴染むデザインの家具調タイプが、年を追うごとに選ばれやすくなっています。清水には12店ほどの販売店がありますが、それらの店舗の豊富な品揃えの中から、希望に叶う製品を吟味して選んでいけます。

多くの人に親しまれる普及品タイプが主流

清水でも古くから親しまれている唐木仏壇は、主に黒檀や紫檀などの輸入銘木によって製造されていますが、ケヤキや桑といった国産の銘木も使われることがあります。金箔漆塗りの高級タイプに比べて、唐木タイプは一般の人も手が届きやすい中級クラスの製品として長く作られてきました。近年は、こだわりの高級品や、モダンスタイルの洋風家具調タイプなど、多様化傾向が進んでいます。仏壇の仕様という点では、芯材に紫檀や黒檀といった木材の厚板を貼り付けていく工法の「練り物」と、木材を薄くスライスしたものを貼り付ける「突板」という工法があります。「厚板張り」「薄板張り」とも呼ばれています。静岡の仏壇は、突板工法の製品が多く作られていますので、やはり親しみやすい普及品の製造がメインと言えます。

現代的な住まいにしっくりと馴染む家具調タイプ

伝統的なタイプの製品を凌ぐ勢いで人気を高めている洋風家具調タイプでは、従来使われてきた紫檀や黒檀などの輸入木材や、日本の銘木であるケヤキや桑などは、あまり使われていません。洋風のデザインに合うウォールナットやメープルといった洋材が使用されることが多くなっています。洋室のインテリア全体に合うよう、ほかの家具や調度品との親和性を高めていった結果でもあります。従来の伝統的なタイプは、仏間に置かれることが前提で作られていましたが、仏間のある住宅が減り、和室すらないこともあるマンションのリビングや居間に置いても違和感がないデザインで作られています。清水を始め静岡エリア一帯は、製造会社の直販店も多いことから、どのタイプであっても品質が良く、多くの製品を吟味して選べるようになっています。ショールームへ行って実物を見ると、製品それぞれの良さがさらにわかってきます。