清水の仏壇の魅力とはなにか説明します

東京や徳島・大阪・会津若松・秋田・新潟など、さまざまな仏壇の産地がありますが、静岡県もその一つとして有名です。静岡市や清水市などを中心に作られる製品の魅力とはどういったものでしょうか。最近では中国やインドネシアなどの海外でも作られるようになってきていますが、それとは違った静岡県ならではの特徴を見ていきましょう。こちらの地域で作られるのは主に唐木仏壇と呼ばれます。他にも正宗用や八宗用といったさまざまなものが作られています。清水で作られるようになった歴史背景や、現代の姿も合わせてみていきましょう。宗教離れがどんどん進んできてはいますが、今もまだ躍進は止まることなく、多くの製品が製造されています。その歴史は1940年代までさかのぼるのです。

清水のものの材料や魅力について

美しい木目を活かした落ち着きのある重厚な風合い。それがこの地域で作られるものの魅力です。「唐木」というのはそのまま「唐」の国の木、という意味を持ち、黒檀や紫檀といった輸入された銘木で作られているものを指します。ただ最近ではケヤキや桑といった国産の銘木で作られたもの・白木に塗装したもの・木目を印刷したもの・木目の描かれたシートを貼り付けたものも「唐木」と呼ばれるようにはなってきています。「唐」の時代からということで、江戸時代には造られていた100年以上の歴史を持つ伝統的な製品、そんな製品が静岡県でも作られているのです。宗派による違いというのはないため、どんな宗教の方でも使用することができます。材料や工法によって値段が大きく異なるため自分たちにピッタリのものを手に入れることができるでしょう。

産地となった、その時代背景とは

静岡県とは、もともとは鏡台や塗り下駄・家具などを作っていた地域でした。これらは全国的にも名が通り、産地となっています。その流れから、昭和30年代半ば・1940年に針箱の木地屋だった中井沢武一氏が仏壇製造販売を行ったのが始まりと言われています。その後、創価学会の発展に伴って産地としての一大躍進を遂げることになったのです。どちらかというと大衆向けの中級品が多かったのですが、最近では木や製法にこだわった高級品も製造されるようになりました。静岡県はそのほかにも、関東でよく用いられることの多い上置き仏壇やダルマなど小型のものの製造も得意としています。伝統技法と時代に根ざした製品作りの提案により、今注目が集まる地域なのです。高級品から手軽に利用できるものまで幅広い商品が出ています。